幻獣保護区。

七尾のカオスな日常。あと思うこと。

排泄に近い涙。【ヒプノその後】

別に汚い話はしませんよ。




ヒプノセラピーを受けてから、少しいつもと違う様子があったので書き残しておく。

いつもは、抑えようとする意思とはうらはらに感情が暴発する感じだった。
突然イライラに飲み込まれてコントロール不能になって、暴発後に自分がやっと手元に戻ってくる。が、その頃にはもうやばい空気しか残ってない、というような。自分の発言だとか行動、イメージなのにそんな感覚すらなくて、びっくりするほどだった。

今は、(もっとも辛いと感じる対象から遠ざかっているからだ、というのもあるけど)安定してる。
自分の感情は、自分の手が届く場所に安置されている感じ。それを外に出すことも出来るし、しまっておくことも出来るし、小出しでもいい。
こんな風に少しだけ時間を作って選べるようになった。

怒りに関してはこれまでは「封じ込めている」「ふと飲み込まれてしまうもの」「あってはならないもの」だった。
それが大きく変わった。
初めはコントロールできたのか、初めて出来るようになったのか。覚えていない事もあるからそこまでは分からないけど、何とも新鮮な気持ちだ。



久しぶりに泣くことが出来るようにもなっていた。
感動で泣く、とかはこれまでにもあったけど。
酷い出来事にあった人の心情に共感することはほとんどなかった。特に、悲痛な感じのは。
「何かまってちゃんしてんだよ」とかそんな感想が多かった。
多分、自分も無意識に「一人にしないで」とか「こっちを見て」とか考えていたからだと思う。自分の気持ちに気付きたくないから、共感をシャットアウトすることで対処していたんだろう。

そうしないと、耐えられなかったから。
そんな事思っても現状は変わらないし。
何より、口に出して嫌われるのが怖かった。

同じように蔑ろにされた人に対して、今は共感して泣く。泣きすぎな位で、少し戸惑っている。

体は栄養を得て、要らないものを体外に排出する。
じゃあこの「泣きすぎ」は、排泄に近いのかな?
本来外に出すべきだった悲しい気持ちを排出する時間が今で。その量おそらく数十年分。

ん、てことは。
しばらく泣きやすい状態が続くのかな…それは流石に恥ずかしいな。


変わらないところもある。でもまぁ、セラピーを受ける前よりは意固地にならずに済んでると思う

心に正しいサイクルが戻る頃には、自殺願望とかネガティブ思考が薄くなって、生きやすくなっているといいと思う。