幻獣保護区。

七尾のカオスな日常。あと思うこと。

深イイ話のジェンダーレス女子について。

本人の話していた内容を分析するとあえて言うならX(中性)で、バイセクということかな?

非セクマイの人にとって、FtMMtFは比較的イメージしやすい。男性⇔女性という図式が使えるから「性別の壁を越えたい人達なんだな」と思い浮かべる事が出来る。多くの人には性別の壁があり、そのどちらかで生活し、反対側の壁で生きる人に惹かれるのだから。

しかしその壁がない、あるいは両方の壁に属す人達ー無性・両性・中性についてとなると、理解や説明は格段に難しくなる。
誰しも、自分が体感していないことはイメージしにくい。

その上当事者にとっても、どうなりたいかというイメージが持ちにくい。何せ周りは「壁を持ち、壁の存在を信じる人達」でいっぱいなのだから。さらに「そちらはやめておきなさい」と諭してくるのは敵などではない。自分をこの世に送り出した存在や信頼している友達かもしれない。

ジェンダーレス女子はきっと、そのような退屈な偏見を壊す存在なのだろう。
選択肢が広がれば、窮屈な生き方をしなくてよくなる。すべて一緒では楽しくないじゃないか。多様な生き方が出来る事によって救われる人だっているはずだ。

さらに言えば女子だけでなく、個人的にはジェンダーレス男子も増えればいいと思う。過剰に要求される「男らしさ」に囚われて自信を喪失している人だって、そんな存在によって変われるのではないだろうか。