幻獣保護区。

七尾のカオスな日常。あと思うこと。

実家にいた3匹の猫達の夢。

亡くなった直後にも、見た。この子達の夢はこれで2回目。

この子達の夢を見るときには私はいつも、亡くなった事を夢の中で知っている。

 

実家の実家、母家に彼らはいた。ほんとはここじゃなくて実家にいて、彼らはここに来たことないのにね。

ちーちゃん、可愛い雛人形みたいなの着せてもらってる。可愛い。名前を呼ぶと「にゃーん」と返事。でも私はもう亡くなっている事を知っている。

「何で鳴くの?」

「たまにね、鳴くんよ。ちょっとだけ」と母。

つっこみたかったが、黙っていた。

 

母に、ちょっと来いと呼ばれる。怒りぎみに。

私の写真と、猫達の写真を合成して、大きな封筒に印刷したものが見つかった。

「これはいつ作ったの!?どうして‼」と問い詰められる。

そんなこと言われても覚えがない。しかし忘れっぽいので、「作ってないわ‼」と強気にもなれなかった。しかもなかなかいい出来であった。パソコンに入っていて消えてしまった写真もあった。小さな子供と戯れる小さな頃の猫達。この子供は誰だろう。誰かの子供かな。(現実には多分、どの子も子供を見たことがない)

 

暑いので、猫達がテーブルにひっついて、だらりと寝そべっている。何とものどかな風景。

だが私は帰らないといけないらしい。思い思いに過ごす猫達を見て、つい思ったことが口をついて出た。

「ここから離れたくない」

「どうして?」と母。

どうして?ここに居れば亡くなったこの子達と一緒にいられる。だから。

 

そう思っていたところで目が覚めた。目が覚めてしまったことがとても残念でならなかった。涙が止まらない。

忘れないようにこのブログに書いている。命日が今年だったか去年だったか迷うほどに今の自分は不甲斐ない記憶力だ。ホントにごめんね、会えてよかったよ。これが記憶が見せた夢でも、ホントに会いに来てくれたのでもどっちでも構わない。ただ嬉しかったんだ。

 

もう泣かないから。いや、泣くかもしれないけど、その後にはきっと前を向くから。だから心配しないで。成仏してね。可能だったらまた会えるといいな。どうもありがとう。ほんとに嬉しかったよ。

…涙が止まらない。どうしよう。