幻獣保護区。

七尾のカオスな日常。あと思うこと。

9/10シドの握手会 レポ

握手券Dを手に会場、OBP円形ホールへ。

握手する相手はランダム。

シドの誰がいるのか、直前まで分からない。

 

正直、誰が当たっても話すことが浮かばない。

結婚してから、ろくにHPさえチェック出来ていない。CDもしっかり聴けてない。意欲もおちてる。

それなのに、ここに来てしまったという罪悪感。何で来たかったのか解らないくらいだ。

 

シドは好きなままだ。だけど。

自分には、ファンという資格が無い。

 

 

会場に入ると並ぶ場所がABCDで分かれていた。

Dへ並ぶ。

 

曲が鳴っているせいもあり、声などはまったく聞こえない。

誰があのついたての向こう側に要るんだろう。何だか泣きたくなってきた。

 

マオだったら悩んでること励ましてもらおう。

明希だったら好きになる曲は大体あなたのですって言おう。

しんぢとゆうやは、何て言おう…

 

 

並んだ場所には人が20人位はいた。が、意外とスムーズに流れてゆき、あっという間に次は鵺の番。

 

スタッフの人に券を渡し、一瞬の後。

「どうぞ」スタッフが告げる。

緊張しながらついたての向こう側へ。

すると…

 

マオがいた。

ほわん、っと。オーラとしか呼べないものが漂った気がした。

 

まさか会えるとは思っていなかった。

驚きに目を見開き、手を出して立ち尽くした瞬間に、何とか掴んでいた言葉は飛んでいってしまった。

 

残ったのは、真っ白な鵺。

「あ、あ…っ」

何を言えばいいんだろう。夜勤明けなせいもあるし緊張もある。

すぐに言葉が浮かばない。

 

マオの口が、ゆっくりと動いた。

甘くて、ちょっとだけざらつきのある声が届く。

「いつもありがとう。これからも、応援してね。」

 

もう鵺には全力で「はい‼」という事しか出来なかった。

なのに、それだけでは物足りなかった。

スタッフさんがマオから引き離す。

もう一瞬しかない。何か。何か無いのか。

「またね‼」

さらに力を込めて叫んだ。

 

 

 

 

「かっこよかった~」

「もう一回行こ~」

と、会場前の広場でハートを散りばめている人々のあいだを、1人ため息を吐きながら退場した。

 

せっかくマオに会えたのに。なにも言えなかった。

一度目の名刺お渡し会では悩み相談を、二度目の握手会では感謝を。

それぞれ気合いをいれて言えたのに。何で今回はダメだったんだろ…

 

はぁ、とまたため息。

でもまぁ会えただけでもよかったのかもしれない。

心配な事があるから、不安を吹き飛ばす何かが必要だったから。

 

 

 

 

会場前に貼ってあったポスター。

沢山の人が写真を撮ってた。


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