【やみ記事注意】七尾にとって重要な事を思い出した。
どうしてこんなに重要な事を忘れていたのか。
多分、自分にとって都合が悪い事だったからだろう。
忘れていれば、七尾はいつまでも被害者でいられたから、かもしれない。
…ここに書くことに、意味があるのかはわからない。
でも、少なくとも何か記録に残しておくことに意味はあると思っている。残しておけば、もう二度と忘れてしまうこともないだろうから。
本当に、いつも以上に個人的な内容なのですが、見たい人だけ見てください。
特に、いじめを受けたことがある方、今も受けている方、それにより苦しんでいる方。見ない方がいいかもしれません。影響を受けてしまう可能性があります。
ここにいるのは、それでもいいという方だけですね。
では、話します。
今、すごくマイペースに、自己受容にむけて取り組んでいる。
トラウマになっていることのテーマを20数個挙げ、それ一つ一つについて思うことをひたすらパソコンに打ち込む、というもの。
正直、向き合うと何が出てくるのかわからない。見たくなかった自分、隠したもの。それらを掘り起こす作業をしている。
こんな内容のため、あまり楽しいとは思えない。しかも、やっているうちに項目が増えた。
やりたくなくてやらない日の方が多いが、ぼちぼちやっていくことにしている。
昨日、映画版 聲の形のアニメを見た。
※ネタばれあり
以前から気になってはいたが、何となく忘れていたり、見るのを先延ばしにしていた。
見てみると、いじめの描写があり、いろいろな感情が掘り起こされた。
うえのの、よしおかさんに対する態度言動にひどくいらいらしたし、いじめられても笑ってるよしおかさんには「辛いのに、笑わなくても」と思ったし、いしだには「やりすぎ、あきらかにからかいじゃなくいじめ」「でも、いじめられる事で人と関わっていけなくなるのはかわいそう」と思った。過去によしおかさんをいじめていて、それがばれてしまったときも、ざまあみろじゃなく、かわいそうだなという思いだった。
当時、自分の体験について思いをめぐらす。
加害者は今ものうのうと生きていると思う。七尾にしたことを笑い話にさえ、しているかもしれない。反省なんかしてないだろうな、くそが。
昨日はそんなことを思っていた。この時は今の心境になるなんて思っていなかった。
重要な事を思い出したのは、今朝。
掃除をしながら、ふと思い出した。
思い出したことは2つ。
1つは、いじめを苦に自殺未遂をしたときに母親から「七ちゃんがいなくなったら、にゃんこ達(当時飼っていた)が悲しむで」と言われたこと。
もう1つは。自分は、いじめの加害者でもあったこと。
未遂時に、母親から気にかけてもらってはいたらしい。父親には心無い事をいわれたが。
翌日、一人で留守番だったのに、一人にはせずに外出に同行することになったり。
今も両親にされたことの憎さはあるものの、少し心がゆるんだ。両親は、すくなくとも母親は無関心なわけじゃなかったんだ。母親自身が「悲しい」と思ったかはまだ思い出せない。
手紙に、事実と違うこと書いたかもしれない、という恐れ。
加害者だったこと。
小学校低学年だった。年下の子をたたいている。その子は泣いている。
それでもやめない七尾。笑いながらたたいていた。
…自分はずっと、忘れていた。
こんな重要な事を。被害者は確かに存在するのに、なぜ?
夢で、「罰を受けろ」って言われて逃げ続ける夢を思い出す。
もしかして、これを受け入れろっていう暗示だったのかもしれないと。
最低な事をした。
償おうにも、その子の顔もあいまいにしか覚えていない。名前も思い出せない。
いじめられてたという過去を持つ友人に、顔向けできない。
七尾も加害者だったと知ったら、その子はなんと言うだろう。
これまで、自分はいじめられた人間で、いじめという分野のなかでは何の罪もないと思っていた。まったく、なんて都合よく自分をだましてきたんだろう。
とにかく、思い出した以上は、もう忘れていた頃には戻れない。
いじめられたことも、因果応報だったのかもしれない。
【いじめ 後悔】で記事をたくさん読んだ。
そこに寄せられた、いじめられた側のコメントも読んだ。
いじめられた自分も感じてきた同じ思いのはずが、被害者の思いがどれも心に刺さった。
憎くてたまらない。許せない。同じかそれ以上の苦しみを受けてしんでほしい。
うん、ほんとにそうだ…
そんな風に思われてもしかたない。
それに、嫌なことへの抵抗にも力を使っていた。当時幼くても、大きくなって事の重大さを知り、後悔してる反省してるといっても。罪は罪。
当時の周りの環境・精神状態もむちゃくちゃであったのも、被害者にとって理由になんかならないだろう。
…はあ。
明日から、どう生きていけばいいんだろう…。それを考えなくては。
創作。こんな自分が続ける意味があるんだろうか。今はそれもよくわからない。
自分がこんなクズな人間だったなんて思わなかった。
以上、です。
最後までおつきあい頂き、ありがとうございました。